職業訓練校で、自分が一番学んだことは、「悪い人ばかりではなく、良い人もいる。」ということです。近年、巡り合わせが悪く、世の中悪い人たちばかりに思えて、人間嫌いになっていました。職場以外の人間関係は、スナックぐらいです。さしてお酒が好きなわけでもなく、スナックに一人で行く以外は、人と話すこともないのです。
何しに来た?と言われ
昔は、いっしょに障がい者の運動をしていた人です。いろいろすったもんだありまして、一緒に事業所を作る関係にはならなくて、別個に事業所を作っておられます。
職業訓練校の通学の折に、偶然、朝お会いしました。
──自分の昔からの知り合いは、社長さんがいたり理事長さんがいたり、偉い人もいます。その縁を生かして、仕事を探せばいいのにという考えもありますが、皆介護関連の仕事なので、自分はするつもりはありません。
ただ自分が人間関係がないので、ただ、昔の縁で話がしたいだけです。
「何しに来た?」と当然言われます。なんの脈絡もない。「何かお願いしたいことがあるわけではないです。自分も人生の節目なので、ただ話がしたいだけです。」
浦島太郎のような気持ち
まずは、自分の近況報告です。ですが、20年越しの近況報告です。20年前事業所のごたごたがあっての説明と、最近の心筋梗塞の話です。
あんまり楽しい話ではないです。相手の方も、職場でごたごたの大変な話です。
自分が疎遠になった知人の方の、近況などもお聞きしました。病気になって、老人ホームに入られた人や、もう亡くなられたりしている人もおられます。
よく考えれば、今日お会いした人は、7年ぶりです。その間に、ものすごい時間が経っていたんだということがわかりました。なんだか浦島太郎になった気分です。
話していて、だれも死ぬまで、自分の思うようにならなくて、もがいているんだなあと思いました。自分は、死ぬまで働かなくてはならないし、老人ホームに入るお金もありません。だから、ぼけることも許されません。
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