大失敗!しくじり登山記

大失敗と書いていますが、皆自分が悪いのです。反省します。

家で、毎日眠い感じで、ヌボーっと一日が過ぎ、ホームぺージの記事がほとんど進行しない毎日です。キリっとせんといけんなあと思い、ひざびさに、登山して、磐座いわくら(信仰対象となっている巨石)を観に行くことを決めました。

計画では、登山して遅くとも1時間半ぐらいで目的地に着く予定でしたので、昼食を食べてから、家を出ました。夏場の登山で、一番注意しないといけないのは、熱中症・脱水症です。
途中のスーパーでスポーツドリンクを2本買って、リュックに入れました。

自分は、登山が趣味というわけではないので、別に頂上に登らなくても良いです。その磐座が見れればいいのです。里からつながる正しい登山道は、険しい崖のような坂道を登っていかなければなりません。図書館の本には、それと別に、山の中腹まで自動車で行き、横から歩いていけば楽に行けると書いてありました。そこの登山道を歩きます。

登山道の道しるべ 赤いテープを過信

車で、鼻高山の中腹にある来阪神社まで、自動車で行き自動車を停めました。
そこから、登山道を登り、鹿が入れないゲートをくぐり、ちょっとしてから、横に行く登山道を歩いていきました。

登山道という明確な道があるわけではありません。どなたか、登山道をわかるために、木に赤いテープを巻いておられます。

その赤いテープを頼りに、横に歩いていきました。しかし、平たんではありません。2度谷に登らなくてはなりませんでした。そこまでずっと赤いテープをたよりに歩いていました。しかし、目的地の磐座(朝村権現)に着きません。そして着いたのが、鼻高山の東の峯。山の頂上ではないですか。

今、時計は17時。日が暮れてしまうと、たいへんな事になります。道が見えなくなるからです。これは、もう目的地につくことはあきらめて、帰らないといけません。また赤いテープをたよりに戻っていきました。尾根沿いに歩いていきます。歩いている途中で、道に間違えているのに気づきました。

そうなのです。赤いテープはいろんなルートに貼ってあって、自分の帰り道を指し示すものではないのです。道を戻って確かここの谷を登ってきたんだなあと思って、その坂を下りたら、実は、朝村権現の磐座(夫婦岩)がある所でした。しかし、ゆっくり、見る余裕はありません。どの巨石が朝村権現か、探す余裕もなく、下に降りて行きました。

来た道のような坂ではなく、険しい坂でした。イラストのような岩場ではありませんが、枯れ葉が敷き詰められた急な坂道で立っておられません。滑ったら、一番下まで加速して、下手したら骨を折るでしょう。

だから、四つん這いになって、木々や木の根っこをつかんでゆっくり降りて行きました。いままで、帰り道でしんどい思いをしたことはありませんが、今回は、ここの坂を下りるのが一番しんどかったです。下に降りる過程で、両親指の爪の付け根が痛くなりました。また、内出血しているもようです。足の指もつっていますが、そんなことを気にしている余裕はありません。下に見つけた登山道を急いで降りていくしかありません。

登山道ではなく谷川を歩く

その途中で一匹の鹿を見つけました。10mぐらい先。15秒ぐらい目が合いましたが、人間とわかると声を上げて走って逃げていきました。私がじっとしていたのは、鹿がどういう対応をするのか怖かったためです。スマホで写真を撮るという発想は浮かびませんでした。


登山道には赤いテープが貼ってありましたが、途中でまたわからなくなりました。困った、日が暮れる。

谷川を見つけました。谷川を歩いていればいずれ里に着く。そう思って、谷川の中を歩きました。
もう少しずつ薄暗くなりかけてしました。しばらく歩いていくと、なにか谷川に沿って登山道のような囲いが見えます。谷川から、登ろうとすると、なんと鹿よけのフェンスで、谷から登山道には入れません。

はあ。仕方なくあきらめてまた、谷川の中を歩きます。しばらくすると、排水溝のようなものがあり、そこに四つん這いで潜り抜けフェンスの中に入りました。

辺りが真っ暗になる

ほっとしたのもつかのま、当たりが暗くなってきました。遠くで、自動車のライトが見えるので、里まで50mぐらいです。しかし、また登山道が見えなく道を間違えました。
暗くて全く見えなくなりました。どうしよう。警察にお世話になるのも、嫌だななどと思いました。

そうだ!スマホの灯りがあった。しかし、操作がわかりません。検索しても適当な操作の仕方がわからない。なんとか普通のスマホの灯りで、道を見つけて、里まででました。19時過ぎでした。
九死に一生を得た感じです。

しかし、ホッと喜んでもいられません。山の中腹にある自動車を取りにいけねばなりません。
もうズボンからも汗がしたたりするほどです。ホテルにでも泊まって明日出直すということも思い浮かんだのですが、途中、自販機でスポーツドリンク飲んで、休み休みしながら、また自動車が通る道をゆっくり登っていきました。着いたのが21時前なので、里に出てから、1時間30分ぐらいです。

家に着いたが、体のあちこちが痛い

途中コンビニで、カツカレーを買いました。いかついお兄ちゃんが、私とぶつかりそうになり謝られたが、その時私の顔を見てギョッとしていました。ボーっとしていると思ったら、ものすごい形相だったのかもしれません。
泥だらけのズボンなどを片付けて、シャワーを浴びましたが、その後、ふくらはぎが痛くてたまりません。体重測ったら、1kg痩せていました。ズボンもゆるゆるです。ズボンが汗で全部濡れていましたが前代未聞です。

反省

もう少しの所で他人様に迷惑をかけるところでした。
幸い命にかかわることはありませんでしたが、計画がずさんでした。ヘッドライトを持って行ってないことよりも、登山に行くのなら、朝早く起きて朝登山すべきでした。

道を間違えた時の備えがしてありませんでした。方向磁石を持っていくのを忘れていました。この度、山の中ではグーグルナビが役に立たないことを思い知りました。通常の登山道を通らない場合は、もっと下調べと時間的な余裕が必要でした。

トレッキングシューズを履いていましたが、今度もまた親指の爪がはがれるような痛みの内出血を起こしました。痛みが無くなるまで、当分山登りはできません。
なぜ、この頃毎度、親指の付け根の内出血を起こすか、皆目わかりません。シューズが合ってないのかも知れませんが、昔は、同じシューズで内出血を起こさなかったのです。

体力的には、まだ元気だということがわかりました。
死ぬ気でやれば、まだがんばれるということに気づかされました。これからは、死ぬ気で、デスクワークをがんばります。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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